新学術領域「分子ロボティクス」に採択されました

 新学術領域「分子ロボティクス」に採択されました。本領域では、化学とロボット工学を融合することで、細胞のような新しい多機能な物質を創っていこうという趣旨になっています。

 従来の製造では、物質を加工してものをつくります。そうではなく、物質を混ぜてほかっておくだけで、勝手にものができあがる(自己組織化)ような物づくりが今後役に立つと考えたれています。その代表例が、再生医療です。細胞集団を適切な環境に置くことで、勝手に組織ができあがります。細胞においてもこの自己組織化の仕組みは使用されています。ほかっておいても勝手に形態を変化して動き出します。

 わたしはこれまでマイクロマシンと細胞運動の研究をしてきました。このような背景もあり、採択していただいたのでしょう。いい結果を出せるようにがんばります。

 この領域で期待しているのは、「化学の専門家」という今まであったことのない領域の人と議論ができるという点にあります。領域のメンバーの方々をみても、学会などでお会いしたことはありません。化学だと機械工学や生物学とはまた異なる研究手法や考え方をもっていると思うので非常に楽しみです。

 研究はみなさまがおさめる税金によって行われています。可能な限り有効活用し、研究結果がまとまり次第、論文や本ブログなどによって還元していきます。今後も、研究のご支援よろしくお願いします。

著者:安井 真人(やすい まさと)